子どもの乾性溺水に注意!
こんにちは。フォトモリです。
夏は海やプールなど、子ども達が水の中に入る機会が増えますよね。
泳げる子どもも泳げない子どもも、水の中で溺れないように大人たちが
気を付けてあげるのは当然ですが、実は水の外でも溺水する『乾性溺水』に
気を付けなければなりません。
今日は乾性溺水の原因や症状、実際に起こってしまったときの対処法について
ご紹介します。
●乾性溺水とは
水を吸い込んだことが原因で、声門や気管支が痙攣を起こし、空気の通り道が塞がれて
呼吸ができなくなる状態になることを言います。
ただし、水の中で溺れる湿性溺水とは違って、肺の中に多量の水分は認められません。
また水から出てすぐに症状が出るのではなく、数時間後から数日後に発症するのが
特徴です。
症状としては、むせ込んだり顔色が悪くなったり、泡状の痰が出たり、強い眠気を訴え
たりします。
寝ている時にも、普段と変わりがないか注意深く観察することが早期発見につながり
ます。
●乾性溺水の症状が見られたら
乾性溺水では、だんだんと血液中の酸素濃度が下がるため、だるそうにしたり動きが
鈍くなったり、先に述べたような症状がみられた場合は、すぐに病院を受診しなければ
なりません。
症状が進行すると呼吸困難になり、無呼吸状態が約8~10分間続きます。
この時期に適切な処置を行えば90%の子どもが助かりますが、処置が遅れると
死につながり危険です。
緊急時は迷わず救急車を呼び、人工呼吸や心臓マッサージなど適切な処置ができるように
119番に電話をして指示をあおりましょう。
●最後に
乾性溺水は泳げる子どもでも十分に起こり得る事故です。
子どもと一緒に水遊びをする場合は、大人が手を伸ばせば届く範囲で子どもを遊ばせ
ながらしっかり見守ってください。
また溺れかけたり、水を飲んだ場合は大事をとって水遊びは中止して、子どもの様子を
しっかり観察してください。
以上『乾性溺水』の原因と対処法についてお伝えしました。
大人がきちんと見守りながら、事故のない楽しい水遊びにしましょう。
以上フォトモリがお伝えしました。
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